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施工不良で揺れるレオパレス21

施工不良で揺れるレオパレス21

皆さんもご存知かと思われますが、日本の大手不動産会社、レオパレス21。アパートの建築請負・賃貸のほか、リゾート施設・介護老人ホームの運営や入居者向けブロードバンド等を行っている会社です。

入居する際にかかる敷金や礼金の費用が掛からず、更に家具家電が完備されていて、最近では壁紙を選べたりと、有名で人気だったレオパレス21でしたが、昨年夏の地球温暖化対策として導入していた3時間で自動停止するエアコン問題に引き続き、今回は壁材の内側による施工不良で問題が浮き彫りになりました。

都道府県や民間の建築確認機関などは建築主側に工事中の写真を提出させて見えない部分の材質を確認しているが、今回の問題は建築確認制度の死角が突かれた形で、物件のオーナーや入居者が悲鳴を上げている状態です。

建築基準法が規定する耐火基準に反し、外壁の内部にグラスウールを挟むべきなのに発泡ウレタンを詰めたり、天井材を二重に張るべきところを一重にしたりなどの施工不良が見つかりました。また、部屋間の仕切り壁(界壁)に同法の仕様と異なる材料を使い、遮音性能を満たしていなかった物件もありました。

調査の結果、不備が発見された場合、補修等の対応を適切に行い、補修工事については特定行政庁と協議を行った上で、レオパレスの費用負担と責任において実施すると言っています。

すでに天井の耐火性能が不足する641棟の入居者7782人に危険性が高いなどの理由で転居要請を始め、他の施工不良が確認された入居者と合わせると、転居要請の対象は33都府県の1324棟、1万4443人に上ります。

しかしここでまた問題が。3・4月は進学や異動による転居が多く、国土交通省によると大手6社の引っ越し件数は3月が34万件で、年間の約15%を占めるといいます。その為、引っ越し業者は「繁忙期で対応できない」と頭を抱えているそうです。

色々な問題が浮き彫りになっているレオパレス21の今後の動向が気になります。

 

レオパレス21は、施工不良の物件に関する問い合わせを受け付ける専用電話を設置しています。

入居者向け(午前10時~午後7時) 0120-911-165
オーナー向け(水曜日のみ午前10時~午後6時) 0120-082-991

 

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