修繕会社は管理組合が決める
修繕会社は管理組合が決める
大規模修繕や、小規模修繕や鉄部塗装など、マンションで必ず出てくる修繕についてのお話です。
修繕時に皆様管理組合の方が真っ先に頼るのは、マンションの管理会社さんだと思います。
・管理会社さんにお願いすれば大丈夫
・管理会社さんの紹介会社なら大丈夫
このような意見の組合員が多数で、結局管理会社さんの紹介会社に決まる事がほとんどです。
『え?これの何がいけないの?』
管理会社さんは、建物の管理の委託をうけ建物を管理するスペシャリストですが、管理会社も一つの企業として自社の利益も必要とします。
なので、管理会社が選ぶ建設会社の場合は必ずと言って良いほど、管理会社の取り分も金額に上乗せされます。
実際にあった話では、管理会社が選んで工事した工事費用が50万円でしたが、その後どうようの工事を近所の建設会社に依頼したところ、7千円だった。
こんなお話もあります。
なぜそのようなお金が発生したのか?
■不要な工事
・不要な足場を組む
・工事単価等が通常工事の倍額以上
・実際の作業は三次請けの会社が行う
このような内容により不要な工事が追加されたり、驚くような金額で工事がされていきます。
直接三次請けの会社に頼めばよかった
そうなんです。同じ工事結果なら、工事するところと直接が良い。それにつきます。
管理組合に多い意見が、『知らなかった』。初めてだからわからないなど聞きますが、役員を受け、理事会に参加する以上このような情報は確認し、管理会社に頼らず管理組合としての運営を行わいと不要な修繕費を使うこととなり、結果として修繕積立金の改定になることもあります。
修繕費とは別にある管理費ですが、管理費=管理会社に全て支払っているお金ではないので、そこは自身の組合の方に確認をすればどのくらいの費用が払われているかがわかると思います。
まとめ
①修繕が必要な個所が出た場合は、管理会社とは別に管理組合で会社を探す。
②必ず複数の会社に問い合わせを行い相見積もりを取る。
③その対応結果を、今後の管理組合のメンバーにも引き続けるようデータを残し管理組合の知識に変えていく。
他、
管理会社は管理組合の話合により変更することが可能です。
変更の仕方は、
・区分所有者の人数の過半数
・議決権(専有部分の面積の割合)の過半数
をクリアすることにより変更できます。
管理会社によって、払うべき管理費用や仕事内容が異なります。
今の管理会社に疑問が多い場合や、管理費が高い場合はこのような事の検討も必要かと思います。