2021GW 身も心も鍛えるため
タイトルにもありますが、自分自身を鍛えるために滝行に行ってきました。
~自分を変えようと思うなら、力を得たいと思うなら、
滝はあなたに惜しげもなく与えてくれるでしょう。
真剣に滝と向き合うときしっかりと立たなくてはならない。
容赦なく打ち付ける水量をこの身で受け止めなくてはならない。
これまでの自分とこれからの自分。
何が変わるのか。
それはひとそれぞれ~
上記は今回行ってきた夕日の滝さんのサイトに載っている一文です。
これを見て即座に滝行に行くことを決意し、すぐ友人二人に連絡をして予約を入れました。
今回はそんな滝行について書いていこうと思います。
今回行ってきたのは、神奈川県南足柄市にある「夕日の滝」。
こちらは観光地にもなっており、登山の一環で滝を見に来ている人や近隣のキャンプ場から遊びに来ている人等、滝行を行いに来た人以外でも賑わっている観光スポットです。
そんな観光スポットでもある夕日の滝ですが、足柄修験の会という団体が滝行についてサポートをしており、初めての場合でもしっかりと滝行を行うことができます。
予定日の朝、集合場所になっている小田急線新松田駅の南口へ。
やはり、初めてのことなので集合場所に着いた時点でソワソワです。
ホントに大丈夫だろうか、水は冷たくないだろうか、ちゃんとやれるだろうか。
そんなことを考え始めてしまったら不安いっぱいになりました…
とりあえずこのままではだめだということで無心になり、集合をかけた二人の友人を待つことに。
5分前に集合場所に友人も到着し、駅のロータリーで待っていると年季の入ったハイエースがロータリーに停車。
女性の方が下りてきておもむろに看板を掲げるので、よく見ると「足柄修験の会」の文字。
この人たちだ!ということで声を掛け、ハイエースに乗車。
目的の場所でもある「夕日の滝」までは集合場所の新松田駅から車でおよそ20分程度走った場所にありました。
ハイエースに揺られながら、友人とまだ見ぬ滝行への期待と不安について話をしながらも一緒に滝行に行くと言ってくれた友人二人にありがとうと心の中で思っておりました。
そんなこんなで夕日の滝付近の駐車場に到着!
既に何台も車が止まっており、キャンプなどを楽しむ方々がおりました。
駐車場の奥には荒々しい文字で「滝行」と書かれた更衣室があり、そこでレンタルの空手着にお着替え。
空手着に着替えることで本当にこれから滝行をするんだな、という気持ちになりました。
よっしゃ、やったるぞ!と気合をいれつつ夕日の滝に向かいます。
夕日の滝へは駐車場から歩いて五分ほどの場所にあります。
滝が見えた瞬間に滝の壮大さに目を奪われました。
おぉ、滝すげぇ。って、つい思っちゃいました。
滝行を行う前には安全と滝行を行う人たちの運勢が開かれるように祈願をします。
まず、夕日の滝の近くにはお堂があり、そこに不動明王と阿弥陀如来が祀られているのでそのお堂にて滝行の安全を祈願します。その後、舟を漕ぐ仕草と掛け声で気合を入れます(鳥船行事)。気合を入れた後に四方に九字を切り、滝の前で身体を水につけて身を清めて滝つぼに入っていきます。
一緒に入って頂くサポートの方によると滝行の当日の水量は前日の雨で普段の水量の2~3倍ぐらいには増えているとのこと。ひぇ~。
滝行は自分たちを含めて他の参加者の方2名を含めた5名でイン!
滝つぼに入る前の身を清めるための入水の時点で寒い!
膝上ぐらいの深さですが、身を清めるためにしゃがんで全身を清めます。なんなら頭にも水をかけます。すでに足はがくがくです。ほんとに冷たい。
この時、掛け声は忘れません。
えいっ!えいっ!
この掛け声が意外と大事で声を出すことで何とか入水を耐えることができました。
ただ、このまま手をこまねいていてもらちが明かないので意を決して滝つぼへ。
滝つぼに近づくにつれて水の落ちる音も激しさを増していきます。
いざ、滝の中に入ると、やはり冷たい!とてつもなく冷たい!出たい!すぐに出たい!
水量のせいのなのか、息もしづらい。
ただ、この時も掛け声が大事でした。
一瞬にして心は弱気になりましたが、えいっ!えいっ!と掛け声をかけることで何とか耐え忍びました。
サポートの方からは3回は滝行を行ったほうがいいと言われていたのですがこの1回目の入った瞬間に心はやられかけておりました。
ただ、掛け声をかけつつ、耐え忍んでいると体が慣れるのかマヒするのか滝行ハイになるのか入った当初よりかは寒さを感じにくくなってはいました。
あれ?これもしかしていけるのでは?と思い2回目の滝行へ。
いけると思った自分を怒ってやりたいです。
寒さを感じにくくはなっているものの寒いものは寒い!
2回目を何とか耐え忍び、もうギブアップをしようとした矢先、友人の一人が、
「これ、3回目もやったほうがよくね?」
と震える声で言ってきました。
もうどうとでもなれ!これもいい経験だということで自分たちのグループ3人だけで3回目の滝行へ。
最後の力を振り絞り、三人で滝つぼの中へ行き必死に耐え、掛け声をかけあいながら何とか3回目の滝行も終えました。
震える体を必死に動かして滝つぼからあがり、滝に向かって礼を3回。
更衣室に向かう道中、体は寒いですがやりきったという達成感がありました。
その後は着替えて入浴施設へ。
温泉、最高でした…
初めて滝行を行いましたが、チャレンジしてみるといい経験でした。
もう一度やってみたいかといわれると、うーん…、となりますが一度はやってみてもいいかもとは思います!
ただ、初めて行くときは誰かと一緒にいったほうがいいと思いました。
このつらさを共有したり話せたほうが初めての場合は滝行にチャレンジしやすいと思います!
今回行った夕日の滝についての情報は下記になります。
「夕日の滝」
所在地:〒250-0136 神奈川県南足柄市矢倉沢
アクセス:(1)大雄山駅からバスで25分
地蔵堂バス停から徒歩で20分
「足柄修験の会」
http://takigyou.jp/
滝行参加費:
初回 9,000円/1名様
2回目以降 6,000円/1名様