墨田区神社巡り【吾嬬神社】
墨田区立花にある【吾嬬神社】をご紹介します。弊社からは徒歩2分ほどの場所にあります。
【吾嬬神社】
吾嬬神社鳥居
【住所】
〒131-0043 墨田区立花1-1-15
【交通アクセス】
東武亀戸線・東あづま駅から徒歩10分
こちらの神社は住宅に囲まれている小さな神社なんですが、緑に守られているようなほっとする佇まいの神社です。
境内社福神稲荷神社
第二次世界大戦の災禍を受け、周囲の家屋や草木が焼け尽きる中で、この福神稲荷神社の社殿だけは奇跡的に被害がなかったために、今でも厚く信仰されています。
境内の由緒書きによると、
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の妻であった弟橘姫命(オトタチバナヒメノミコト)は、東征に同行した際 海上で嵐に襲われ、オトタチバナヒメが嵐を鎮めるために海に身を投じたそうです。
その後、ヤマトタケルが吾嬬の森付近に流れ着いた妻の遺品を集め、塚をつくり祀ったと言われています。
「吾嬬の森」とは、当社の代表的な呼び名で、江戸を代表する神社の森の一つとされ、『葛西志』や『江戸名所図会』にも紹介されています。
境内にある樟はヤマトタケルが使った箸を地に刺したところ、一つの根から二つの幹を持った樟が育ち神木になったといわれています。
現在は一つの樟は枯れてしまい、根と幹の一部が残されています。
この樟は「吾嬬神社の連理の樟」と呼ばれ、昭和38年に建てられた神樟の碑とともに保存されています。
吾嬬神社連理の樟・神樟の碑
当地名である立花(たちばな)は、このオトタチバナヒメの言い伝えにより命名されたそうです。
例祭は8月。稲荷福神祭は2月に斎行されます。
吾嬬神社拝殿
吾嬬森碑
スカイツリーからも徒歩30分圏内にありますので、お近くに来た際には是非足を運んでみてください。