ブログ

ウレタン防水の工法の違い

ウレタン防水の工法の違い

ウレタン塗料による防水工事でも大まかに3つの工法をがあります。

建物の現状や今後の使用方法などでも、どの工事がオススメかが変わります。

工法の違い

画像の図のように、元のコンクリートの上に何層塗るかが変わります。

一番薄いもので厚さ2mmから分厚いもので5mmとなります。

一つ一つの違いについて、

密着工法の特徴は、コンクリートに直接防水層をつくる工事です。

費用も安く、軽量で工期も短いので一番多い工法となります。

※注意点※

コンクリート【下地】が現在どのような状態にあるかが重要となります。

コンクリートに水分量が多い場合があり、その場合は防水層とコンクリートの間に水が生まれてしまい、防水層がプカプカとなってしまう場合があります。

このような状態になると、このプカプカしている部分を切り取り水を抜き再度防水層を作る補修工事が必要となります。

【下地:古い防水層がありそのままウレタン工事ができる場合もあります】

メッシュ工法の特徴は密着工法とほぼ同様の工法になりますが、防水層とコンクリートの間にメッシュシートが入ります。これが入ることにより防水層に強度が増します。特に伸びる力に対して強くなるので、地震などの揺れに対して強くなります。

※注意点※

密着工法同様でコンクリートの吸っている水を抜く工法ではないので、コンクリートが水を吸っている状態だと、ふくれる可能性があります。

通気緩衝工法は、つうきかんしょうと読み、通気と緩衝(衝撃をやわらげる)の二つの効果のある工法となります。上記工事で注意点にある、コンクリートが吸っている可能性のある水分がたとえ上がってきても、通気緩衝シートを通り脱気塔から抜けていきます。また、一度この工法で作業をすれば、数年後に塗り替えとなっても上から密着工法で対応が可能となります。

※注意点※

密着工法より費用が高くなります。ウレタン防水工事の中でも費用が一番高い種類になります。

費用の違い

例えば、密着工法で50万円で工事ができる場合でどのような違いがあるかの例です。

密着工法:50万円

複雑な建物で密着工法:60万円

上記だった場合、他の工法ならどのような違いがあるかです。

メッシュ工法:65万円

複雑な建物でメッシュ工法:99.6万円

通気緩衝工法:80万円

複雑な建物で通気緩衝工法:120万円

となります。

密着工法に対し、メッシュ工法は1.3倍で通気緩衝工法は1.6倍くらいとなります。

建物のが複雑な場合は、メッシュ工法で1.66倍で通気緩衝工法は2倍くらいとなります。

今後の補修工事のことや、建物の水分量など色々な状況を考慮し、どの内容で工事をするかを判断するとよいでしょう。

※倍数や金額は弊社の平均金額なので、他社さんとは異なります。また、材料の高騰や建物の現状えも工賃は異なります。

関連記事一覧

分譲マンションのカラーシミュレーション

コロナ対策

アステック

ウレタン

遮熱助成金