防水工事に限らず塗装・足場・シーリングとどんどん新しい工法や新しい材料が出てきます。

携帯電話の進化ほどといかなくとも、5年前と今では機能性や耐久年数などが進化しております。

髙橋工業では、月に数回は各業者やメーカーと打ち合わせをしますが、今回はメーカーの展示施設へお邪魔してきました。

ショールーム:田島ルーフィング株式会社

 

防水工事についてアニメーションを使って説明してくれてます。

知識のある人間が見ても、満足できる内容で弊社の今年の取り組みにも考えているわかりやすい説明の参考になりました。

 

 

この時間は、弊社の貸切でした。

他にも、新しい材料の特徴や工事の注意点など。

こちらは、今まで歩けなかった防水工事の工法に、特殊なものを使用し歩けるようになる展示物です。

遮熱コーナー

 

 

外壁の修繕に触れる人間であれば必ず対応する事になる“遮熱”です。

墨田区含む23区内でもこの遮熱に関しては助成金の出る工事が多いのですが、実際に遮熱塗料と遮熱塗料ではないもので何度くらいの差が出るかの実験です。

  • A:通常仕上げ
  • B:遮熱トップコート仕上げ
  • C:断熱材入り仕上げ
  • D:断熱材入り遮熱トップコート仕上げ

 

遮熱塗料を塗ると3~5度くらいは温度が下がることがわかりました。

また、表面温度も同じく3~5度くらいは変わります。

このくらいの温度変化があると劣化速度にも影響があり、耐久年数に変化が発生します。

体験コーナー

 

こちらは実際に防水工事を試せる場所です。

今回は、アスファルト防水と塩ビシート防水を試しました。

 

これは何かと言いますと、防水を貼った所を後ろから見た物です。

奥側にあるのがしっかり晴れているもので、手前側はわざと貼り方をあまくしました。

見て極端な違いがあるように、奥側がしっかりついているので真っ黒の状態になり鏡のような反射もします。

逆に手前側は空間が生まれ光を白く反射しております。

この中に水が入ると防水の意味がなく、雨漏りしてしまいます。

これはどんなに良い材料や工法でも工事する人間の手で極端に変わる事がわかるものです。

 

 

こちらは塩ビシートの機械固定作業の様子です。

塩ビシート防水は、もっとも耐久年数が長くコストも安い工事で防水工事業者としてもオススメできる工事の工法の一つです。

 

ただし!大事な事があります。

 

 

このように、作業の職人の手によって失敗する可能性が非常に高い工事でもあります。

塩ビシート防水は、シートというだけあって、予め高品質の良い塩ビでできたシート状の防水層をひきますが、塩ビシートをくっつける作業や、躯体に貼る作業は全て職人の技術によって差がでます。

これは、機械固定でわざと失敗させたものですが、表面では差がわかりません。

なので、正しく施工されてなくても、見た目ではわからないのです。

せっかく30年の工事をしても保証の切れた15年目に上記の剥がれが原因で剥がれてしまっても、自腹で直すことになります。

勉強する理由

世の中がものすごい速度で発展するように材料メーカーも日々新しい品質で良い物造りを行っております。

そして新しい工法や、新しい会社がどんどんできております。

工事業者は、常に良い物の追及と、知識をつけ、良い工事を安く提供できるように努力が必要です。

古い建築事務所やコンサルが入った分譲マンションの大規模修繕ですと、10年も前の工事方法で進めるよう話がきます。

一級建築士、コンサル歴10年、安心できるような肩書きでも、こうゆうところの意見だけを鵜呑みにせず必ず、たくさんの業者と比べて最新の知識をつける事が重要です。

 

もう、塗装は10年、シールは3年、防水10年の時代ではないです。

最後に

 

弊社は内装工事も対応しております。

より良い工事で、塗装・防水・内装と追及していきます。