ドレンとは?【改修用ドレン】
ドレンとは?【改修用ドレン】
防水工事で使うドレンとは、屋上やバルコニーにある排水溝の事です。
ドレン周りからの雨漏りは多いのですが、ドレンでの雨漏りは壁を通り各階にたどりついたり、思わぬ場所につながってしまうことがあり厄介なものです。
新築時に作った排水溝(ドレン)を綺麗にするにはコンクリートを一度壊してからではないと対応ができなくなってしまいます。
そんな大がかりな工事となると費用も何十万~など莫大な金額になってしまうので、防水業者では改修用ドレンを使用します。
この改修用ドレンとは、排水溝の弱くなる部分を補うように、ドレンの中にもう一つドレンを取り付けてしまうという工事になります。
【改修用ドレン】
配管部分はジャバラになっているものもあります。この改修用ドレンを現在ある排水溝の中に入れてしまいます。
表にでる部分は上から防水工事をします。
工事の流れ
排水溝(ドレン)を横から見たような図です。
外側に出ている配管は排水溝で、外部に水を出す仕組みとなります。
この排水溝(ドレン)の壁を取り除いてみると、左図のように中の配管に損傷があったりし、水が漏れていることがあります。
この配管は劣化してくると弱くなり、たくさんの水が流れるような状態や、清掃をしようとし高圧洗浄などをしただけでも割れてしまうことがあります。
そこに改修用ドレンの登場です!
この改修用ドレンを現在あるドレンの中に入れてしまいます。
左図のように、ドレンを中にすっぽりと入れてしまいます。
中に入れる改修用ドレンの形状などで費用は異なります。
改修用ドレンを設置した後の状態です。左図のように元の排水溝(ドレン)に割れなどの損傷個所があっても改修用ドレンの工事では直りません。但し、内側に改修用ドレンが入っているので、雨漏りは止まります。
このような形でドレンの改修工事をします。
※注意点
・既存のドレンの内側につけるので、水の流れる通路は少し小さくなります。
・現在勾配が悪く水の流れが悪いドレンに改修用ドレンをつけても水の流れは変わりません。
改修用ドレンの工事は、他防水工事と一緒に行うのであれば安く対応できますが、改修用ドレンだけの工事となると割高になります。
詳細は一度お問い合わせください。