雨漏りから起きるシックハウス症候群
雨漏りを放置したことによって起こる可能性のある健康障害についてまとめてみました。
気象庁のサイトで見ると、1年のうち最も雨量の多い時期は6月~9月にかけてだそうです。
その時期は特に雨漏りに対しての警戒が必要となります。
シックハウス症候群とは
シックハウス =病気の家
シックハウス症候群 → 室内の空気が汚染され、様々な健康障害を引き起こす事。
特に湿度の高い時期は注意しなければなりません!
シックハウスは建材・塗料・接着剤などの化学物質が原因と思われがちですが、ダニやカビの胞子が原因となって発症する事もあります。
たとえ今は何の問題もなかったとしても、日に日に体内に蓄積されていき、様々な症状を引き起こす事にもなりかねませんので注意が必要です。
シックハウス症候群の症状は人それぞれ異なります。風邪や花粉症と症状が似ているため、シックハウス症候群と気づかずに生活をしている方も少なくありません。
放置すると、化学物質過敏症など他の病気を誘発する恐れもありますので、心当たりのある方は早めに対策を立てておく事をおすすめします。
シックハウス症候群の主な症状
- 喉の痛み
- 頭痛
- 目がチカチカする
- 息切れや喘息の症状
- 手足が震える
- 吐き気や嘔吐を繰り返す
- 皮膚のかさつき、湿疹や蕁麻疹
雨漏り放置から起こるシックハウス症候群
シックハウスと聞くと、新築やリフォームを手掛けた住宅に発生するものと思われがちですが、雨漏りの放置からカビが繁殖し、シックハウス症候群を発症するケースも多いのです。
なぜ、雨漏りを放置することで健康に悪影響を及ぼすのでしょうか。
雨水が木部や建物構造部内に浸入することにより、住居内は高湿度になり、結露を起こしやすくなります。
特に梅雨以降は高温多湿となり、菌類たちにとっては恰好の繁殖環境が室内・建物内にできることとなります。
そんな環境の中、「カビ」と「ダニ」が大量に発生します。
例えばエアコンをつけた時、風が少し臭いと感じたら、それはカビの胞子が飛び散っている可能性があります。
たかがカビと思われるかもしれませんが、カビの胞子を吸い続けていると、集中力の低下やアレルギー、からだがだるくなるなどの健康障害が起こることもあります。
また、からだに虫にさされたような痕がありかゆい時には、ソファやじゅうたん、畳、布団などにダニが発生している可能性があります。
いずれもエアコンやソファ、じゅうたんなどの掃除が十分でないため、また室内の風通しや換気がよくないために生じたものです。
カビ・ダニが原因で発症する病気や症状
- 気管支炎・肺炎 室内にカビ・ダニが飛散することにより引き起こす。
- ニキビ・水虫 カビ菌の感染症として挙げらる
- 食中毒 カビが発生した食品を口にすることで引き起こす可能性がある。
- 癌 最悪の場合発症する
小さなお子さんや高齢者と一緒に住んでいる方にとっては、特に気をつけたい問題なのではないかと思います。
すぐにできるシックハウス症候群対策
★換気をする
湿気対策として、こまめに換気をすることが大事です。
窓を開けて、換気扇や扇風機を回すことでより風通しがよくなります。
※改正建築基準法によって、新築住宅には24時間換気設備の設置が義務付けられています。
しかし、音がうるさいことや空気の流れで寒さを感じるなどの理由から利用しない人も少なくありません。
シックハウス症候群の予防には換気が重要な意味をもっていることを知っておきましょう。
★掃除をする
- 畳・じゅうたん・ソファなどは特にこまめに掃除機をかける。
- バスルームや洗面台などの水滴をふき取る。
- ぬいぐるみなど、肌に直接触れることの多い布類は定期的に洗って太陽にあてる。
- エアコンや空気清浄機などの掃除を定期的に行う。 etc…
日々の生活の中で意識して気をつけることで、シックハウス症候群にかかりにくい環境を維持することができると思います。
大切な家族・自分自身の健康を守るために、住まいのケアはこまめにしてあげることが大事です。
雨漏りが原因で住まいに少しでも異状を感じたら…
- 雨漏りの原因の特定
- 信頼できる補修・工事業者に調査をしてもらう
- 二次被害を防ぐため、早急に補修を行う
雨漏りから起こる様々な被害を防ぐために、髙橋工業はお客様のニーズに合わせた修繕方法を提案いたします。
修繕工事・雨漏りについてお困りのことがありましたら、お気軽にご相談下さい。
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