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港区にある3階建てビルの外壁目地・樋根元部分の修繕工事を行いました。
雨漏り箇所の特定をするために散水試験を行っています。
ALC造 3階建
2日間
コーキング工事
欠損補修工事
散水試験
工事前
雨漏りしていたので散水試験を行い漏水箇所の特定を行いました。
外壁目地も経年の劣化で硬く薄くなり、樋根元部分では欠損もありました。
工事後
漏水箇所も特定でき、雨漏りが止まりました。
欠損していた部分も修復できたので、定期的にメンテナンスを行えば大丈夫な状態になりました。
散水試験→既存の目地を撤去→撤去部の掃除→プライマー塗布→コーキングの注入→ヘラ押さえでコーキング剤を目地にならす→コーキング剤を乾燥させ、固める→タッチアップ
タッチアップ:塗装後の塗装面に傷や塗り残しがあった際に修正処理として行う塗装のことです。
最後に
今回の工事のように漏水箇所が分からない場合、散水試験を行います。横風を伴った強い雨を再現し、雨漏りの可能性のある箇所に散水し続けます。散水時間は雨漏りしている箇所や建物の構造によって異なります。30分程度で終わる場合もあれば、マンションの屋上などでは1日水張りを行うこともあります。しかしこの散水試験を行うことで漏水箇所が特定でき、確実に雨漏りを止める事ができるので重要な工事の一環になります。
またALC造の場合、軽量気泡コンクリートなので名前の通り、塗膜の内側には無数の穴が開いています。経年による劣化でその穴が露出するとそこから雨漏りが発生します。そうなる前の定期的なメンテナンスが重要になります。
気になる事やお困りの事があればお気軽にご相談ください。