コンテンツ東京2019

コンテンツ東京2019
2019年4月5日「コンテンツ東京2019」へ行って来ました。
お台場東京ビックサイトにて、3日間にわたり開催された日本最大級のコンテンツビジネス総合展示会です。
コンテンツビジネスに関する最先端技術を様々な形で体験してきましたのでご紹介します。
【映像 /CG制作・広告デザイン・ライセンシング・マーケティング・最先端デジタルテクノロジー・配信/管理・クリエイター】
コンテンツ東京の会場は7つの専門見本市で構成されています。
■最先端テクノロジー
中でも目を引いたのは、VR・AR・MRといった映像関連のブースでした。
VR・AR・MRの違い
VR 仮想現実 Virtual Reality:バーチャルリアリティ |
コンピュータ上で現実に似せた仮想世界を作り出し、あたかもそこにいるかの様な感覚を体験できる技術です。
日本語で「仮想現実」「人工現実感」と呼ばれています。VRゴーグルを装着し、限りなく現実に近い360度すべての視界を覆うなどして高い没入感を得ることができます。 |
AR 拡張現実 Augmented Reality:オーグメンテッドリアリティ |
現実世界にデジタル情報を付与し、CGなどで作った仮想現実を現実世界に反映させます。
ビジネスにおいては、実際に物を設置する費用や時間のコストが削減でき、簡単かつスピーディにいろいろなことが試せる技術です。 スマートフォンアプリの分野で最も有名なものは『Pokémon GO(ポケモンGO)』です。 位置情報を使うことで、スマートフォンの画面内に現実の風景とポケモンを一緒に映し出し、その場にポケモンが登場したように感じることができます。 |
MR 複合現実 Mixed Reality:ミックスドリアリティ |
VRとARの上位版のようなもので、仮想世界を現実世界に重ねあわせて体験できるのがMRの最大の特徴です。
3DCGなどで作られた仮想世界や物体を現実世界に投影し、カメラやセンサーなどを駆使して、投影された仮想物体などに近づいたり、触れたりといった操作を行うことができます。 |
メディア・アミューズメント施設・建設・不動産・製造業・レジャーなど、多様な企業向けに最先端技術が発信されていました。
現実と錯覚するような3次元立体表示で間取りや内外装のシミュレーションを体験。
専用のゴーグルやコントローラーを使って映し出された室内を自由に移動することができるため、リフォームする空間をよりリアルにイメージすることができます。
巡視ソリューションで計測情報を現実世界に合成させることも可能に。
空間そのものを専用の機材でスキャンすることができるものまでありました。








専用のゴーグルをつけなくても目の前に3D映像を浮かび上がらせる事ができるという新たな表現方法にたくさんの人が注目していました。
その中でも、LED光源がライン状についたブレードを高速回転させる事で浮かび出される3D映像には驚きました。
建設業者向けに多くみられたものは、作業支援のできるもの・空間デザインのためのVR/AR/MRです。
作業支援は大きく分けて、管理・教育者に向けたノウハウや知識を共有する為のもの、作業員に向けた現場教育を効率化するための支援ツールなどがあります。
改修工事が主な建設企業において、こういった最先端技術を実際に取り入れている企業はまだまだ少ないと思いますが、今後はこのような技術が当たり前になる時代が来るかと思います。
時代と共にお客様の求めるものも多様に変化していきます。企業側も変化を恐れずに、成長し続ける企業努力が必要になります。
今回の展示会をきっかけに、今後の業務に現実的に活用できるものがあれば上手く取り入れていきたいと思います。