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塀にも外壁塗装は必要?エフロレッセンスについても解説!

【目次】

■塀の塗装は剥がれやすい

■エフロレッセンスとは?

■塀の外壁塗装に使用する塗料の選び方

■塀も定期的に外壁塗装が必要

塀も外壁塗装するべきかどうか

外壁塗装は、見た目の印象をよくするだけでなく、外壁の耐久性を向上させる効果も期待できます。そんな外壁塗装ですが、塀にも施工を実施すべきなのでしょうか。今回は、塀に外壁塗装を実施すべきなのか、外壁塗装が必要な理由について紹介していきます。

 

■塀の塗装は剥がれやすい

塀の塗装は剥がれやすい性質を持っていることから、外壁塗装は実施した方がいいでしょう。塀は地面に埋まっているため、常に土に接している状態にあります。そのため、水を吸い込んでしまい、湿っている状態が続くのです。

特に雨が降った後などは、常に塀が湿っている状態が続くことから、空気が逃げる場所がなくなり、塗膜を破ってしまいます。このように、塀は塗装が剥がれるリスクが高いことから、気付いた時には塀の外壁塗装を実施することが重要です。

 

■エフロレッセンスとは?

コンクリートの塀に生じる「エフロレッセンス」とは、具体的にはどのような現象のことを指しているのでしょうか。エフロレッセンスとは、コンクリートの成分が水に溶けて、乾燥すると水分が蒸発することから、結晶化して目に見える姿に変化します。

結晶化の原因となる物質は、コンクリート中の水酸化カルシウムです。水酸化カルシウムが見ずに溶けてコンクリートの表面に滲み出し、空気中の炭酸ガスCO2と反応することで、炭酸カルシウムCO3が生成されます。

コンクリートが硬化する過程で、水酸化カルシウムとコンクリート中の余剰水が反応する初期段階の場合は一次白華といい、長期的に強度を増し、雨や結露などから水分を吸収して水酸化カルシウムと反応して発生したものを二次白華と呼ぶのが特徴です。

一次白華は広範囲にわたって発生しますが、二次白華はコンクリートの組織で水が移動しやすい箇所に局地的に発生するのが特徴になります。

 

■塀の外壁塗装に使用する塗料の選び方

塀は塗装が剥がれやすい性質を持っていることから、塀の外壁塗装に使用する塗料の選び方は慎重に検討することが重要です。塀の外壁塗装に使用する塗料の選び方について解説していきます。


1.水性の塗料を選ぶ

塗料は油性ではなく、水性の塗料を選ぶことが重要です。水性塗料の方が通気性がよく、湿気がコンクリート内で溜まってしまうことを防ぐことができます。

油性塗料は塗膜が丈夫な代わりに、湿気の出口も塞いでしまうのが特徴です。湿気が溜まってしまうと、塗装が剥がれやすい環境を作ってしまうので、水性の塗料を選択するようにしましょう。


2.ブロック・コンクリート対応の塗料を選択

塗料には対応素材というものがあり、塀の素材であるブロックやコンクリートに対応していない塗料を選択すると、膨れや剥がれといった症状の原因になってしまうことがあります。

塗料缶に対応している塗料が記載されているので、塗装が可能なのか、確認してみるといいでしょう。


3.透湿性が高い物がおすすめ

塀の塗料としては、透湿性が高い塗料を選択するのがおすすめです。透湿性とは、外部からの水の侵入を防ぎ、内部の湿気を外部に逃がす性質のことを指しています。

透湿性が高いと通気性もよくなることから、膨れの発生を防止することが可能です。塗料の詳細に透湿性と記載されているものがあるので、塀の外壁塗装には透湿性のものを選択しましょう。

 

■塀も定期的に外壁塗装が必要

家の印象を決める上で重要な塀は、エフロレッセンスといった現象が起きやすく、定期的に外壁塗装を実施する必要があります。

外壁塗装を実施する際にも、塗料の種類は透湿性のものや水性の塗料を選ぶなどが重要です。塀に湿気を溜め込んでしまうと、劣化が早くなってしまうので、外壁塗装に選択する塗料は慎重に決めるようにしましょう。

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