《 梅雨時期の洗濯物対策 》
6月に入り、梅雨の時期がやってきました。
雨の日が続くと、なかなか洗濯物が外に干せずにモヤモヤしますよね。
そんな時のため、部屋干しの洗濯物が少しでも早く乾く方法をご紹介したいと思います!
改修工事中、外に洗濯物が数日間干せない事もありますので、その際にも役立つ情報になっています。
関東甲信地方では梅雨入り・梅雨明け平年値が6月8日頃~7月21日頃だそうです。
梅雨時の洗濯物に関する悩みは住人の数や家族構成などにより様々・・
「部屋干しの生乾き・匂いが気になる」
「洗濯物を室内に効率よく干して乾かしたい」
「天気が良い日を選んで洗濯できない」
「留守にしている時間が長く、雨が降りそうなときには外に干せない」
「防犯上、外に洗濯物を干したくない」etc…
特に雨の多い梅雨ともなると、部屋干しは避けられません。
梅雨の部屋干し注意項目
■洗濯物にランドリーボックスは必須
洗濯層の中には適度な湿度があり、雑菌が繁殖しやすい場所です。また、一日中身につけていた下着や洋服には、季節関係なく皮脂や汗による汚れがたくさんついています。
汚れた洗濯物を洗濯機に入れておけば、どんどんと汚れは酸化し、雑菌が繁殖し、ニオイの原因を生むことになりますので、通気性のいいランドリーボックスに洗濯物を入れるようにしましょう◎
※明らかに湿ったものは一度乾かしてから入れるようにしましょう。
■洗剤が多ければきれいに汚れが落ちるわけではない
「部屋干しの洗濯物はニオイが気になる」
汚れやニオイを落とすためにたくさん洗剤を入れるのは絶対にダメです!
- 洗剤は決まった使用量を守らずに使うと、効力を発揮しきれない。
- 多く入れてしまうと、洗濯で溶け切れなかった洗剤の残りかすが衣類や洗濯機の中に残り、雑菌やカビとなってニオイの元となったり、さらにはアレルギーの原因となることもある。
- 指定の量であっても、粉末の洗剤を使った場合には溶け残ることがある。気になるときは、液体のものに変えたり、一度お湯で溶かしてから使うなどの工夫をするとより洗剤の効果が上がり、ニオイを防ぐことにもつながる。
- 洗濯機の容量を守ることも大切。定められた量以上の洗濯物を洗うと汚れがきちんと落としきれず、ニオイの原因のひとつとなる。
■お天気を待たないで、小まめに洗う
「部屋干しは生乾き感がいやだ」
「外干しで、しっかりパリッと乾いた洗濯物が好き」
この気持ち…すごくよくわかりますが、梅雨時はなかなか思い通りになりません。
晴れ間を待っている間にも、洗濯待ちの衣類にはニオイの原因菌がどんどん増えてしまいます。
ニオイを防ぎたいなら、外に干すことにこだわらず、こまめに洗濯・部屋干しをして、できるだけ短い時間で乾かすのがコツです。
この時期だけは普段よりペースを上げて、洗濯をしましょう。
■部屋干し用洗剤の効果を引き出すための使用方法
天候に限らず、一人暮らしや共働きの世帯が増えていることもあり、部屋干し用の洗剤が多く発売されています。
それぞれ特長がありますが、基本的には従来の洗剤よりも除菌力があり、ニオイを防ぐための香りをプラスすることで、部屋干しで気になる生乾きのニオイを防ぐ効果があります。また、柔軟剤にもニオイを防ぐ効果があるものが増えています。
部屋干し用の洗剤は、確かに効果があります。柔軟材と併用することで、大きな効果を上げることもあります。ただし、それらを使えば絶対にニオわないということはなく、干し方次第で効果が変わってきます。
(干し方のコツについてはこのあと詳しくご紹介します☆)
長時間ジメジメとした場所で乾かない状態が続けば、どんな洗剤を使っても、時間とともにニオイが発生しますので、注意です。
なお、最近は香りの強い柔軟剤が増えており、本来よい香りであるはずのものが使い過ぎによって、周囲には悪臭に感じられるという声も多くあります。洗剤とともに柔軟剤の使い過ぎには気をつけましょう。
洗濯物を早く乾かすための干し方ポイント
- 洗濯物との間隔はなるべく広くとる(最低10cm)
- 厚手と薄手の洗濯物を交互に干す
- ハンガーは太目のものを使う
- タオルなどは片方を長くして干す
- ジーンズは立体的に干す
- 長袖やフード付きは逆さに干す
- カーテンレールに干すのはNG
- バスタオルやシーツは蛇腹干しに
- 長袖やフード付きは逆さにして干す
部屋干しで早く乾かすために必要なこと
【ポイント】
■風を当てる(扇風機・サーキュレーター)
■除湿をする
■室温を上げる
この3つのポイントを踏まえた上で早く乾かすための方法はこちらです↓↓↓
■扇風機×除湿機
まず、洗濯物を部屋干しする部屋のドアを全て閉めます。
この時注意することは、扇風機の風向きと洗濯物の向きです。
扇風機の風の向きを、洗濯物と平行にすると、扇風機の風が洗濯物のすき間をとおり、早く乾かすことができます。
扇風機と除湿機を組み合わせて使うことで洗濯物が乾く時間も約2~3時間に短縮できるのです。
ただし、除湿機を運転すると運転音・室温が2℃~6℃くらい上昇するため、人が就寝する部屋での使用には適していません。
※除湿機がなければ、代わりにエアコンを使ってもよい。
■換気扇×扇風機
除湿機がない・エアコンの除湿の電気代が気になるという方には換気扇と扇風機を使う方法もあります。
使うのは換気扇と扇風機だけなので、簡単に実行できます。
電気代は、換気扇と扇風機の両方を合わせても1時間で2~3円程度で済み、大体4~5時間で乾きます。
① お風呂場に洗濯物を干します。(お風呂場に突っ張り棒を設置しておくと、すぐに干せるので便利)
② お風呂場の換気扇を回します。
③ 扇風機の風を洗濯物に向けてあてます。(扇風機にタイマー機能があれば利用しましょう。)
■浴室乾燥機・洗濯乾燥機
浴室乾燥機を使用すると、電気代は意外とかかってしまいます。
髪を乾かすのにドライヤーを使っている方は多いと思いますが、標準的なドライヤーの消費電力は1200Wくらいあります。
浴室乾燥機はドライヤーと同じ温風を出すので、大きなドライヤーの温風を出しっぱなしにしているようなものなのです。
浴室乾燥機の使用電気料金は約6kgの洗濯物を乾燥させるのに1回あたり約40円~100円くらいかかります。
1ヶ月に換算すると約1,200円~3,000円も電気代が高くなってしまうことになります。
また、洗濯乾燥機も浴室乾燥機と同じような電気代がかかってしまいます。
この方法で日常的に使って洗濯物を乾かしていくと、電気代の請求額に驚いてしまうかもしれませんので、使用頻度を控えめにして上手く使い分けると良いかもしれません。
※オール電化の家庭でしたら、電気代が安い深夜の時間帯に使用する方法もあります。
まとめ
今回は梅雨時生活する上で欠かせない家事の1つである『洗濯の部屋干し』について詳しくご紹介しました。
便利な家電や洗剤などが開発されていますが、季節ごとに起こる気温・湿度の変化にはまだまだ悩まされることが多いです。
梅雨時は洗濯物問題以外にも、湿気によるカビ問題や、大雨が続くことによって起こる災害など、デメリットが多く感じられる時期ですが、農作物が成長するためには欠かせない大切な時期でもあります。
梅雨時の洗濯物たちと上手く付き合っていくために、是非このコラムを参考にしてみてください☆